事象の飛び移り座屈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:12 UTC 版)
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の記事における「事象の飛び移り座屈」の解説
飛び移り座屈(スナップスルー)とは系の不安定性による座屈現象のこと。本作のプロデューサー菅野は現実の身近な例として、ペットボトルを押していくと徐々にではなくある瞬間に凹む現象を挙げている。 Rデバイスにはめ込まれている宝玉に触れると、使用者からは宝玉が消えたように見えるが空間には存在しており、その事象に戻ってくると再び見えるようになる。Rデバイスによって放射された事象素子が、対象の宝玉と衝突し事象スペクトル共振によって生じた反射波との合成波「事象密度波」に振幅が形成される。作中、今川は、この振幅の最小値を「節」、最大値を「腹」と呼称し、測定した値により並列世界の可能性として分け、現在いる事象(Rデバイス)を「節」に、対象事象(宝玉)を「腹」に設定することで、対象事象へ移行しやすくなるための「因果律の流れ」形成を仮説している。因果律エネルギーを対象事象に向け、人工的に事象を衝突させることで系の不安定性を利用し、現事象から対象事象への「事象の飛び移り座屈」が起き、並列世界間の移動が可能になる。また今川は、Rデバイス内にある因果律エネルギーの吸収関数(対象の事象密度と事象素子の物性による関数)の測定器が、並列世界の膨大な可能性から、いかにして対象の事象密度を選択しているかについて、測定した事象スペクトル値を随時更新し修正し、ダーウィンの自然淘汰説にもとづいて決定していると推測している。
※この「事象の飛び移り座屈」の解説は、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の解説の一部です。
「事象の飛び移り座屈」を含む「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の記事については、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の概要を参照ください。
- 事象の飛び移り座屈のページへのリンク