座屈とは? わかりやすく解説

ざ‐くつ【座屈】

読み方:ざくつ

長い棒やなどが縦方向圧縮荷重受けたときに、ある限度超える横方向に曲がる現象


座屈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 23:27 UTC 版)

座屈(ざくつ、buckling)は、構造物に加える荷重を次第に増加すると、ある荷重で急に変形の模様が変化し、大きなたわみを生ずることをいう[1]。構造に座屈現象を引き起こす荷重をその構造の座屈荷重という。座屈荷重はその構造の剛性および形状に依存し、材料強度以下で起こることもある。圧縮荷重を受けるの場合、材料、断面形状、荷重の条件が同じであっても、座屈荷重は柱の長さに依存するため、短い柱では座屈を起こさず、長い柱のみに発生する(右図)。


  1. ^ 機械実用便覧、改訂第5版 P.137
  2. ^ a b c d 渋谷寿一; 本間寛臣; 齋藤憲治 『現代材料力学』朝倉書店、1986年、216-225頁。ISBN 4-254-23051-6 


「座屈」の続きの解説一覧

座屈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/25 05:21 UTC 版)

圧縮コイルばね」の記事における「座屈」の解説

細長い垂直に圧縮荷重加えていくと、荷重がある限界値まで達すると大きく折れ曲がる現象発生する。この現象を座屈と呼ぶ。圧縮コイルばねにおいても細長いばねをある程度以上たわませると、ばねが折れ曲がり、座屈を起こす。座屈発生起こりやすさには、圧縮コイルばね縦横比 H0/D が関連する。座屈のことを考慮して縦横比は4以下にすることを日本工業規格では推奨している。

※この「座屈」の解説は、「圧縮コイルばね」の解説の一部です。
「座屈」を含む「圧縮コイルばね」の記事については、「圧縮コイルばね」の概要を参照ください。

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