力学的分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 14:59 UTC 版)
力学的には、座屈は構造の変形による幾何学的非線形性に起因して、構造物に不安定な平衡状態が発生することである。この観点からは、以下のように分類される。 分岐座屈 荷重-変位曲線が2つ以上の解に分岐し、分岐点でそれまでの安定な平衡状態から不安定な平衡状態に急激に移行する現象。オイラー座屈(直立した柱を軸方向に圧縮するときの座屈)などに見られる。 飛び移り座屈(スナップスルー) 荷重-変位曲線が極値を持つ場合に、安定な経路をたどる構造物の応答がその極値に達したあと、不安定な経路を跳び越し安定な経路上の別の平衡点に動的に移行する現象。外圧を受けるアーチや球殻などに見られる。
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