乾燥大麻・大麻樹脂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:25 UTC 版)
大麻の品種ごとに成分が異なる。傾向としてはインディカ種にはCBDが多く含まれており、サティバ種にはCBDが少なく、THCが多く含まれている。 喫煙パイプ及びジョイント 喫煙パイプやジョイント(大麻を煙草状にしたもの)などで乾燥大麻を燃やして煙を吸う方法である。 即効性があり、効率良く効果が得られる。欠点として有害なタールが発生するため、呼吸器官への損傷が懸念される。大麻の抗癌物質が作用して発癌リスクは低いとする論文もある。 ヴェポライザー ヴェポライザーと呼ばれる器具を使って、乾燥大麻から大麻成分を気化させることによってタールを発生させることなく摂取する方法である。また即効性があり、効率良く効果が得られ、効果もジョイントとほぼ同等である。病院で用いられることが多い。 電子たばこ 熱処理は向精神性のないTHC-AをTHCに変化させる。燃焼よりも低い温度は、有害な熱分解副産物を低減するたの方法のひとつであり、電子たばこは通常の喫煙方法に慣れた人にも好まれる。 チンキ 液体のチンキ剤は、1839年以降アイルランドの医師ウィリアム・ブルック・オショーネシー(英語版)がイギリスと北米にその使用を広めた。 大麻オイル 2010年前後に登場した。 調理大麻 大麻をクッキーやチョコレートなどにして経口摂取する方法である。即効性が無い分、長く持続する。服用後1時間以上かかる。摂取量の調整が難しい。得られる効果は大きい。 生大麻ジュース 原料をミキサーにかけて作り、野菜ジュースなどに混ぜる。生大麻ジュースでは乾燥した葉に含まれるTHCではなく、生の葉や花穂に含まれる向精神性のないTHCAとして、大麻の成分をより大量に数十倍摂取することができる。
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