乾燥帯(B)の判定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 03:37 UTC 版)
「ケッペンの気候区分」の記事における「乾燥帯(B)の判定」の解説
無樹木気候のうち、乾燥が原因である地域に相当する。寒帯ではない地域において、年降水量が乾燥限界値に達しているかどうかで判定する。 乾燥限界値は年降水量・年平均気温・降水型で決定され、以下の式で表される(ただし r {\displaystyle r} は乾燥限界値 [mm]、 t {\displaystyle t} は年平均気温 [℃])。 年中多雨の場合(f型): r = 20 ( t + 7 ) {\displaystyle r=20(t+7)} 冬に乾燥の場合(w型): r = 20 ( t + 14 ) {\displaystyle r=20(t+14)} 夏に乾燥の場合(s型): r = 20 t {\displaystyle r=20t} 年降水量が乾燥限界値に達しない場合は乾燥帯となる。計算式の違いは季節ごとの水分の蒸発量を考慮したもので、夏季は水分がすぐ蒸発するため乾燥限界を大きくして調整をはかっている。
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