主人公、2人のジョージ・ジョースター
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「JORGE JOESTAR」の記事における「主人公、2人のジョージ・ジョースター」の解説
『ジョジョ』の第2部『戦闘潮流』にてわずかに言及されたジョージ・ジョースター2世を主役として、第1部『ファントムブラッド』ジョナサン・ジョースター(ジョージの父)と第2部『戦闘潮流』ジョセフ・ジョースター(ジョージの息子)のミッシングリンク的な作劇として描かれている。原作におけるジョージとリサリサについての設定がほぼ全て回収されるようになっている。第3部以降で本格的に描かれることになる「スタンド」については、少し言及があるも登場はせず、代わりに独自の「ウゥンド」という能力が登場する。舞台は20世紀初頭、時間経過は1900年から1920年までの20年間である。 さらにジョージ2世とは別に、2012年の日本に住むジョージと同姓同名の少年「名探偵ジョージ・ジョースター」が登場する。名探偵ジョージの章では、『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部 - 7部までのキャラクターによく似た人物たちや、同じまたは異なるスタンドが登場する。オリジナルとなるスタンド名は洋画に由来している。名探偵ジョージPartの時間経過は、2012年7月23日夜から24日にかけての約1日である。 そしてジョージ2世と名探偵ジョージの物語が交互に描かれていき、最終的に二つの物語が一つに収束するという流れになっている。奇数章(ジョージ2世の物語)は章数が英数字で表記されており、偶数章(名探偵ジョージの物語)は章数が漢数字で表記されている。 宣伝文には、ジョースター家系図のジョージ2世の物語とある(嘘は書いていない)。そして読み始めると、第一章でメタが言及されて、第二章以降は同名の名探偵ジョージやさらなるメタが出てくる、という構造をしている。2人のジョージ・ジョースターが主人公とされ、「VS JOJO」の煽りどおりに九十九十九は名探偵ジョージに「自分が本物か、偽者か、人生で証明することになるはずだ」とメタ警句し、またジョージ2世は原作に準拠して死の運命をメタ宣告されている。物語・主人公などのメタに比重が置かれ、特に「ビヨンド(BEYOND)」という独自の新メタ概念が重要な要素を占め、ビヨンドを持つ人物が主人公とメタ定義される。
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