主な試験課題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 23:04 UTC 版)
運転免許の技能試験には、道路の走行(信号、踏切、横断歩道の通過や、交差点の右左折など)のほかに、いくつかの課題がある。 S字 S字型のコースを通過する課題 クランク 桝形道路を通過する課題 坂道発進 上り坂で一旦停止し、後退することなく発進させる課題 方向変換 四輪車の試験で実施される課題の一つ、車をコースの中で後退させて、元来た方向に出る課題 縦列駐車 四輪車の試験(大特、けん引は除く)で実施される課題の一つ、駐車スペースの中に車を道路と平行に駐車させる課題 鋭角 第二種免許の試験(大特、けん引は除く)で実施される課題の一つ、V字型のコースを通過する課題 後方間隔 中型・大型免許の試験(一種・二種)にて実施される。車を後退させ、後方の障害物との距離が50cm以内になるようにする課題 隘路 走行線(縁石で代用している試験場もある)から車輪をはみ出さずに走行し、停車させることなく車体の向きを90度変えて、進入範囲(路面に引かれた2本のライン)に車体を収める課題。 路端における停車および発進(場内試験) 中型・大型仮免許の試験にて実施される。車体を道路の左側端に道路と平行に沿わせ、指定された目標物(ポール)を車両の先端に一致させる課題 路端への停車および発進(路上試験 直前合図の停車) 普通免許(一種・二種)の試験にて実施される。試験官が「停車可能な場所で停車してください」という趣旨の合図の後、合理的かつ速やかに車を停車させる課題(普通一種では1回、普通二種では3回実施される。停車できる場所を探して速やかに停車させなければならない) 路端への停車および発進(路上試験 指定場所による停車) 普通・中型・大型二種免許の試験にて実施される。試験官が目標物(電柱や標識など)を設定するので、普通車の場合は左後部のドアの中心、中型車、大型車の場合は左中央のドアの中心に目標物が来るように停車させる課題(普通車は1回、中型・大型車では3回行われる) 転回 普通二種免許の試験にて実施される課題。指定された範囲で車をUターンさせる(ただし交差点や横断歩道、道路外の施設を利用しての転回は禁止されており、道路の幅員内で行わなければならない。方法としては道路の中央によってUターンする方法や、道路の左端に寄って一旦停止してからUターンしてもよい)
※この「主な試験課題」の解説は、「一発試験」の解説の一部です。
「主な試験課題」を含む「一発試験」の記事については、「一発試験」の概要を参照ください。
- 主な試験課題のページへのリンク