主な目的と用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 05:06 UTC 版)
専用線が使われる理由は大別して2つある。 1. 公衆網の途絶時も確保しなければならない通信や、改竄・盗聴を防止しなければならない通信のセキュリティを確保するため。 警察電話・消防電話・鉄道電話・電力保安通信線・水運用電話などの重要通信。特に重要度が高く、災害時などでも信頼性が求められる官公庁や鉄道事業者、電力会社などは、外部の電気通信事業者が提供する回線のほかに独自で回線網を構築していることが多い。 銀行など金融機関のオンラインシステムと現金自動預け払い機 (ATM) などの通信接続。 放送局のスタジオから送信所へコンテンツの伝送 各放送局間のネットワーク。民間放送のニュース系列におけるコンテンツの伝送。NTT中継回線(テレビ)・放送線(ラジオ) 2. 回線の使用頻度が高く、公衆網よりも料金を安くするため。 工場、支社、営業所など全社的なコンピュータネットワークの構築。日本電気のC&C VAN、富士通のFENICSなど全国的に展開する企業。 企業からインターネット・サービス・プロバイダへの接続。特に通信帯域や遅延時間の保証が求められる場合 利用頻度の高い区間の内線電話 支店代行電話は区域外のNTT局舎から専用線を引いて構築していた。ダイヤルアップ接続が主流の時代に専用線接続でインターネットに接続する個人ユーザーもいた。
※この「主な目的と用途」の解説は、「専用線」の解説の一部です。
「主な目的と用途」を含む「専用線」の記事については、「専用線」の概要を参照ください。
- 主な目的と用途のページへのリンク