主な地区の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 15:12 UTC 版)
西条地区 旧・西条港である。その起源は江戸時代初期の藩主による河口港構築にさかのぼる。付近一帯に広大な干潟があったことから、水路水深の維持は困難をきわめた。その後町勢の発展に伴い入港船舶、港湾取扱貨物量が増大したことから1934年4月、指定港湾になるとともに修築工事に着手した。また、1949年に県管理港湾になった。東の一角には今治造船の造船所があり、巨大クレーンが目に入る。 壬生川地区 旧・壬生川港である。江戸時代初期に新田開発と同時に築造され、海防の拠点及び年貢米移出港として利用された。本格的な港湾整備は、1933年の富士紡績の工場立地を機として開始され、臨海工場の立地とともに港勢は著しく発展を遂げた。フェリーの定期運航でも使用され、旅客施設やターミナルビルがある。 東港地区 地区の東部を新居浜港と接している地域である。もとは新居浜港の一部であったが1969年に区域変更され、新居浜港本港と同様住友鉱山を中心とした住友グループ企業とともに歩んできた。 なお、新居浜港にも「東港」があるが、旅客航路やマリーナもある新居浜港と比較して東予港は物流港湾としての性格がより強い。大半は企業の専用岸壁であり、主に石炭・鉱石類、金属類、砂利・砂等が扱われる。
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