主な地上絵の規模
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 23:02 UTC 版)
ナスカの地上絵の中では動物や昆虫等の絵が特に有名であるが、それは地上絵全体からすれば極々一部の比較的小型の絵であり、地上絵の大部分は地平線まで続く無数の正確な直線を含む、動物の絵とは比較にならないほど巨大で膨大な数の幾何学図形である。特に滑走路のように見える細長い台形、もしくは三角形のモチーフはエリア全体に渡って無数に描かれている。 主な動物を描いた地上絵の規模としては、長さ46mのクモ、96mのハチドリ、55mのサル、65mのクジラ、180mのイグアナ、135mのコンドルが挙げられる。動物の絵で最大のものは、ペリカンかサギ、もしくはフラミンゴを描いたと推測される285mの鳥類の絵である。花や木々、装身具や織物のような日常生活の道具を描いたものや「宇宙飛行士」などと呼ばれているもの、片手が4本指の「手」など不可思議な図柄もある。 これらの絵はそれぞれが大型旅客機に匹敵する大きさがあるが、地上絵の大部分を占めている無数の数学的な幾何学模様のラインをすべて加えると、ナスカの地上絵の総延長は1,300km以上にも及ぶ遥かに巨大な物である。
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