主なフロア-客席の一例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 09:22 UTC 版)
「インターネットカフェ」の記事における「主なフロア-客席の一例」の解説
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)により、面積5m2以下の個室席を設置する場合は都道府県公安委員会への届け出が義務づけられている。 シングル個室席 近年の主力で、フロアー客席の主流を占める形式。オープン席のような隣席の視線を気にせず利用できることからプライバシーを気にする利用者は個室席を利用する場合が多い。なお、扉は施錠できないようになっていることが多いが、2020年現在は施錠が可能な店舗も存在し、中にはオートロックを用いている店舗もある。条例や自主規制などにより未成年者(18歳未満の者)への個室席の提供が出来ない店舗もある。 ハイスペック席 基本はシングル席と同じだが、高い性能を要求されることが多いオンラインゲームユーザー等のために高性能パソコンを設置している。このため、オンラインゲームにおけるネットカフェ限定特典・イベントが設定されている場合もある。 ペア席 2名で使用することを想定した席。店舗によってはシングルユースで利用できる。日本では2006年の改正風営法により、密室の個室扱いに近いカップル席は同法の解釈に触れることになり、「カップル席の内部が見えない密閉型扉を撤去しないと風俗営業としての届け出が義務となり、原則深夜0時までの営業」と、規制を受けるため警視庁から指導を受けた業界団体・日本複合カフェ協会加盟店舗では、カップル席の中が見通せない密閉型扉は撤去、順次ウェスタン扉などの開放型扉、窓が付けられ室内が見通せる扉に変更された。都道府県によっては、条例などの規制により扉そのものの設置が出来ないところもある。2人同時にネットができるよう、1室にパソコンが2台設置されている場合がある。 フラット席 お座敷のように平坦な席。靴を脱いで上がる。寝転がったり、足を伸ばしてくつろぐことができる。割増料金を徴収する店舗もあれば、通常料金で利用可能の店舗もある。 ナイトパックを使用して就寝する人に人気がある。 リクライニング席 背中を倒したりしてくつろげる。割増料金を徴収するチェーン、通常料金で利用可能のチェーンがある。 マッサージ席 本格的なマッサージチェアーが利用できる。割増料金を徴収するチェーン、通常料金で利用可能のチェーンがある。 リビングルーム 家族や3人以上のグループで利用する場合には便利な大部屋。 オープン席 日本では近年の個室席人気に押されて、PCを置いたオープン席は減少したが、漫画を読むスペースとしてオープン席を確保している店舗が多い。条例によっては、18歳未満の者の利用はオープン席に限られる地域もあり、そのような地域ではオープン席が一定数は確保されている。オンラインゲーマー向けに、ハイスペックオープン席が設置されている店舗もある。他の席より割安なことが多い。
※この「主なフロア-客席の一例」の解説は、「インターネットカフェ」の解説の一部です。
「主なフロア-客席の一例」を含む「インターネットカフェ」の記事については、「インターネットカフェ」の概要を参照ください。
- 主なフロア-客席の一例のページへのリンク