中等教育段階の定期考査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 20:26 UTC 版)
中学校では、一般に中間考査で国語、社会、数学、理科、英語の5教科を行い、期末考査ではそれに実技4教科音楽、美術、保健体育、技術・家庭を加えた9教科の試験を実施するところが多い(特別の教科「道徳」は行われない)。また、高等学校では教科が細分化されるため、教科毎ではなく科目別に試験が実施される。 一般的に、3学期制の学校では1学期中間試験は5月中下旬、1学期期末試験は6月下旬から7月上旬、中旬ごろ、2学期中間試験は10月上旬、中旬ごろ、2学期期末試験は11月下旬から12月上旬ごろ、学年末(3学期期末)試験は2月中下旬、3月上旬ごろに行われる。2学期制の学校では前期中間試験は5月下旬、6月上旬、中旬ごろ、前期期末試験は9月上中旬ごろ、後期中間試験は11月中旬、下旬から12月上旬ごろ、学年末試験は2月中下旬ごろに行われる。 ただし、学校・学年・教科等の状況によっては、一部の教科・科目の試験を実施しない場合もある。この場合、定期考査前に統一した課題を実施し、その成績を定期考査の成績として扱うこともある。 1960年代から1970年代にかけては、定期考査の撤廃要求を掲げる学園紛争も見られた。東京都立上野高等学校の例では1969年に中間・期末の定期考査が廃止され、代わりに自主ゼミ制度が導入された。同高校では高い大学進学率を有していたが、同時期に学区群制度が導入されたこともあり徐々に学力が低下。自由な校風は大学受験に不向きであるとして受験生からは敬遠されるようになった
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