中島みゆきとの関わり
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1988年にリリースしたシングル、「FU-JI-TSU」を皮切りに中島みゆきより多くの詞の提供を受け、それらからヒット作が多く生まれている。なお、中島はこれまでに40人を超える歌手に104作もの曲や詞を提供しているが、工藤への提供作品は2割強にあたる24作(最新作は2021年12月発売の配信シングルの「島より」)を占めており、最多である(これに次ぐのは研ナオコへの15作と、柏原芳恵への4作。詞・曲共に提供した数では研ナオコへの15作が最多)。 ソロデビューした当時、中島みゆきを担当していた渡辺有三ディレクター(ポニーキャニオン所属。当時中島もキャニオン所属だった)が工藤を兼任することになったことと、デビュー前に工藤が渡辺より「中島みゆきと松任谷由実と竹内まりやなら誰が一番好き?」と聞かれ、中島みゆきと答えたことから縁が出来たとされる(それ以前より中島の曲に影響されたともいわれている)。工藤自身「中島みゆきさんほど憧れる人はいない」と語っている。工藤が中島と初対面したのは20歳頃で、音楽雑誌に掲載された対談であった。工藤は、そのときの印象を「すっごく華奢な人だなって」「なんか地面から浮いているイメージ」と語っている。 デビューから工藤のバックバンドを務めていたミュージシャンは、ほとんどが中島みゆきのバックバンドを務めており、そして当時工藤の曲のほとんどを作っていた後藤次利も、中島とはかつてバックバンドだけでなく、編曲やプロデューサーとして組んでいたミュージシャン仲間の一人でもあった。 1996年11月7日に発売されたシングル「激情」より、それまで詞のみの提供だった中島が詞だけではなく、曲も提供するようになり、編曲も瀬尾一三が担当している。 2008年には、ソロデビュー20周年記念の締めくくりとして、8月に中島の曲のみをカヴァーしたアルバム『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』と、11月に新曲シングル『NIGHT WING/雪傘』を発表した。 2015年2月に、後藤次利・中島と実に22年ぶりの楽曲制作をすることになり、中島作詞・後藤作曲の曲を収めたアルバム『My Treasure Best -中島みゆき×後藤次利コレクション-』を発表した。 2021年3月に、前述の「MY PRECIOUS」以来となる中島の楽曲カヴァーアルバム『青い炎』を発表、同年12月には前述の『NIGHT WING/雪傘』以来となる配信シングル『島より』を発表した。
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