中世欧州の攻城兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:56 UTC 版)
雲梯 - 攻城塔:はしごだけでは城壁の上から弓兵に射抜かれるので、覆いを備えた攻城塔となった 破城槌:矢からの防御に覆いとなる屋根(とおそらくは壁も)が備わるが、城壁上から降り注がれた熱湯、煮え油、溶解金属などからの防護能力には限界があった 投石機(カタパルトやオナガー、トレビュシェット):石だけでなく火を放つ可燃物や動物の死体、守備側兵士の死体、他の不衛生な物なども投げ入れた バリスタ テストゥド(Testudo):頑丈な屋根と片側の壁面、車輪を備えた長屋状の移動式小屋である。これらを多数作り城壁近くへ移動させて廊下、ギャラリー(Gallery)を形成する。兵士を城壁から放たれる矢や落下物から保護しながら城壁直下まで接近させ、地盤を掘るなどの破壊作業のための安全な環境を作る。堀を埋める材料を運んだりする事にも使われる
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