両性生殖とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 生物学 > 生殖 > 両性生殖の意味・解説 

りょうせい‐せいしょく〔リヤウセイ‐〕【両性生殖】

読み方:りょうせいせいしょく

有性生殖のうち、卵と精子など雌雄配偶子受精によって、新固体発生が始まる生殖様式


両性生殖

「生物学用語辞典」の他の用語
現象や動作行為に関連する概念:  不完全強縮  不等割  世代交代  両性生殖  中期胞胚変移  中立突然変異  中脳反射

両性生殖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 03:17 UTC 版)

ヒメヤドリエビ亜綱」の記事における「両性生殖」の解説

両性生殖個体雌雄異体であり、雄と雌がいる。どちらも単為生殖雌と同じく宿主付着したタンツルス幼生から生じるが、その形態には大きな違いがある。 両性生殖雌は、単為生殖雌と同じように、胸部腹部脱落させたタンツルス幼生頭部から生じる。両性生殖雌の体は、袋状に膨らんだ幼生頭部のなかで、あたかも昆虫のように形成されるこの間、雌は「へその緒」と呼ばれる組織通じて宿主から栄養を得る。両性生殖雌の体長0.5ミリメートル前後で、1対の触角備え頭胸部に、付属肢備える胸節が2つ付属肢のない体節3つ合わせて6体節の体を持つ。2対の胸肢は雄を把握するのに役立つと推測されている。卵は雌の体がまだ幼生体内にあるうちに、頭胸部のなかで形成される。イトウヒメヤドリエビでは、この卵は直径約0.032ミリメートルで、1個体体内に14個が確認された。生殖孔頭胸部後半腹面にある。 雄になるタンツルス幼生胸部腹部切り離さず胸部膨らみそのなかで雄の体が形成される。雄も雌と同様にへその緒通じて栄養得て成長する成熟した雄の体長0.2ミリメートルから0.5ミリメートル頭胸部頭部2つの胸節が融合したもので、その先端には数対の感覚毛がある。ほかに頭胸部含まれない胸節が4つある。胸節はそれぞれ1対の付属肢をもつので、雄は計6対の胸肢を備える。この胸肢は遊泳用いられる考えられる後体部は2体節(または2つ癒合した1体節)で、前方体節ペニスがある。 両性生殖の雌雄はやがて宿主離れて出会い配偶するものと思われるが、宿主から離れた状態の雌雄採集されことはなく、詳細不明である。両性生殖によって生じ受精卵が、どのような幼生発達するのかもわかっていない。

※この「両性生殖」の解説は、「ヒメヤドリエビ亜綱」の解説の一部です。
「両性生殖」を含む「ヒメヤドリエビ亜綱」の記事については、「ヒメヤドリエビ亜綱」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「両性生殖」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「両性生殖」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



両性生殖と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「両性生殖」の関連用語

両性生殖のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



両性生殖のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのヒメヤドリエビ亜綱 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS