両引き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 07:37 UTC 版)
元折二連銃において、上下若しくは左右の銃身に別々の引金が付いている形式。単引き機構が登場する以前の形式で、熟練していないと二連射が掛けづらい欠点があるが、チョークが異なる上下若しくは左右の銃身を瞬時に撃ち分けられるため、特に鳥猟を行う者の間に愛好者が多く、現在でもこの形式に対する需要は一定数存在し続けている。また、反動により左右同発などの誤動作や故障の可能性がある単引き機構と異なり、構造的な信頼性が高い事から、元々ニトロ・エクスプレス(英語版)などの極めて強力なマグナム装弾を用いるエレファント・ガン(英語版)に分類される二連小銃(英語版)では今日でも支配的な採用実績を持っており、この分野に強い英国(俗に云うロンドンガン)の銃器メーカーでは、二連散弾銃もこの方式で製作される事が多い。
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