ワンマン改造と一部の廃車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/31 14:01 UTC 版)
「豊橋鉄道モ3700形電車」の記事における「ワンマン改造と一部の廃車」の解説
移籍後は東田本線のみで使用され、単車モハ500形のワンマンカーが導入されていた柳生橋支線では使用されなかった。だが柳生橋支線のボギー車化を行うため、1967年にモ700形にワンマン改造が実施された。このため、1967年12月6日から柳生橋支線の電車はボギー車に置き換えられた。 ワンマン改造は702と704に対して行われ、バックミラー・ブレーキ灯・放送機器などが新たに取り付けられた。ワイパーの自動化に伴い、3枚ある車体前面の窓のうち中央の窓がHゴム支持に変更された。前面窓にはワンマン表示板も取り付けられている。集電装置はビューゲルからZパンタに変更された。塗装も、クリーム色の車体に赤の帯を巻いた「新豊鉄色」に変わった。 ワンマン改造が行われなかった701と703は東田本線で使用され、1968年(昭和43年)にワンマンカーと同様に集電装置がZパンタに取り替えられた。1968年11月1日の車両形式・番号の改定ではモ700形からモ3700形に変わり、車両番号も701 - 704から3701 - 3704に変更された。 東田本線のワンマン運転開始に際して、ワンマン化改造が行われなかった3701と3703の2両は1971年(昭和46年)9月15日付で廃車された。 ワンマンカーの2両は1972年(昭和47年)7月から8月にかけて、車体中央の中扉を二枚両引きから一枚扉に改造した。この2両は1976年(昭和51年)3月7日に柳生橋支線が廃止されたのちも東田本線に移籍し使用され続けたが、モ3200形の導入に伴い3704は1977年(昭和52年)1月11日付で廃車された。
※この「ワンマン改造と一部の廃車」の解説は、「豊橋鉄道モ3700形電車」の解説の一部です。
「ワンマン改造と一部の廃車」を含む「豊橋鉄道モ3700形電車」の記事については、「豊橋鉄道モ3700形電車」の概要を参照ください。
- ワンマン改造と一部の廃車のページへのリンク