ワンマン運転とホームドア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 11:16 UTC 版)
「東京メトロ副都心線」の記事における「ワンマン運転とホームドア」の解説
開業当初から小竹向原駅 - 渋谷駅間でATOによるワンマン運転を実施しており、2015年3月28日から和光市駅 - 小竹向原駅間もワンマン運転を実施している。ただし、座席指定列車のS-TRAINは座席指定券の確認を行うために車掌が乗務しており、ワンマン運転の対象外である。なお、10両編成でのワンマン運転は本路線が日本国内では初めてである(8両編成までのワンマン運転は都営大江戸線などの例がある)。 また、小竹向原駅 - 渋谷駅間では開業時から京三製作所製のハーフハイトタイプのホームドアが設置されていた(小竹向原と池袋では2008年4月1日使用開始)。その後、地下鉄成増駅 - 氷川台駅間にも2010年10月までにホームドアが設置された後、和光市駅にも2012年4月に設置(同年7月7日使用開始)され、全駅にホームドアが設置された。東京地下鉄におけるホームドア採用例は南北線、千代田線支線(北綾瀬線)、丸ノ内線分岐線に次ぐ4路線目である。 副都心線は南北線とは異なり、車両がホームドアの設置を考慮したものではなく、車両によってドアの位置が多少異なるという難点があり、ドア位置の異なる車種へ対応するため、ホームドア開口幅は2,480 mmと大きいものとなった。ホームドアの最も長いもので片側1,680 mmとなり、従来の片側戸袋部分にドアが収納できないことから、収納時のホームドアが戸袋部で重なる方式となった。ホームドアは大中小3種類の大きさがある。 車両とホームとの隙間が大きい駅では可動式ステップを設置している。これは列車が到着し、開扉時に自動でステップが張り出すもので、ホームドアが閉扉されるとステップも自動で収納される。また、この可動ステップが張り出しているときはATCにより、停止信号を現示し、列車が発車できないように制御されている。
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