国鉄モヤ4形電車とは? わかりやすく解説

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国鉄モヤ4形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/13 09:37 UTC 版)

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モヤ4形は、かつて日本国有鉄道の前身たる鉄道省に在籍した、直流電車事業用制御電動車配給車試験車))である。

概要

本形式は、1928年(昭和3年)10月1日に施行された、車両称号規程改正によって制定されたもので、105PS主電動機を装備した事業用木造電車に対し付与されたものである。これに該当する電車は、旧デヤ33100形 (33100・33101) で、これらはモヤ4形 (4001・4002) に改称された。

もう1両はデハ33400形 (33403) で、デケン33300形 (33300) が付される予定であったが、1928年の形式称号規程改正後に落成したため、落成時からモヤ4形 (4003) と称した。この車は、規程改正時点で改造種車として工場に入場しており、仮形式番号モハ1形 (1068) を付されている。

4001・4002については、配給車として後位側にも運転台を増設して両運転台形としたほか、予備用のパンタグラフを増設して2個パンタグラフとなった。側面扉は当初は種車のままであったが、後年中央扉が幅1800mmの両引き扉に拡大された。

一方、4003は架線試験用の他、配給用としても使用するため、車体中央部を無蓋化して凹形の車体形状としている。こちらも、後位側への運転台及びパンタグラフの増設が行われている。

参考文献

  • 沢柳健一・高砂雍郎 「決定版 旧型国電車両台帳」 - ジェー・アール・アール ISBN 4-88283-901-6(1997年)
  • 沢柳健一・高砂雍郎 「旧型国電車両台帳 院電編」 - ジェー・アール・アール ISBN 4-88283-906-7(2006年)
  • 新出茂雄・弓削進 「国鉄電車発達史」 - 電気車研究会(1959年)
  • 寺田貞夫 「木製國電略史」 - 「日本国鉄電車特集集成 第1集」に収録
  • 「木製省電図面集」 - 鉄道資料保存会 編 ISBN 4-88540-084-8(1993年)

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