上杉謙信を敗北させるとは? わかりやすく解説

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上杉謙信を敗北させる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 14:16 UTC 版)

白井胤治」の記事における「上杉謙信を敗北させる」の解説

謙信臼井城囲んだ際、白井浄三がたまたま在城していたことが情勢変えた大軍前にして落城必至情勢に、原胤貞より指揮託された浄三は「このたび大敵発向といえども、さらに恐れべからず敵陣の上に立つ気は、いずれも殺気にして囚老にして消える。味方陣中に立つ軍気はみな律儀に王相に消える間、敵は敗軍疑いなし」(『北条記』)と兵を鼓舞し、兵の士気高め好機待った3月26日謙信総攻撃命じた。『北条記』は、その言葉を「これほど小城何程の事かあるべき唯一攻め揉み落とせ」と語った記している。対する浄三は、城門全開し城兵による総攻撃命じた。まず原大丞と高城胤辰先陣突入し疲れ見えたところで二陣平山酒井が錐で穴を空けるがごとく道を造り松田康郷佐久間率いる三陣が敵本営にあとわずかのところにまで迫った。特に三陣の松田康郷活躍は凄まじく、「赤鬼」の渾名恥じぬ鬼神働きであったと伝わる。これにより上杉軍は一旦撤退余儀なくされる翌日謙信は敵が勢い乗って攻め込んでくると考え本陣待ち受けたが、一向に攻め込んでこない。訝しがる謙信海野隼人正は「本日千悔と言い先に行動起こす敗れるという日です。敵城には白井浄三という名軍師がおり、おそらくその指図でしょう」と伝えた。しかし業を煮やした謙信逆に先手を打つ出陣命じた先鋒長尾顕長長尾当長間違い思われる)は城の逆茂木壊し濠を越え大手門にまで迫ったが、これを見越していた浄三に城壁崩され兵士数百名を一瞬下敷きにされてしまった。これに驚いた謙信全軍撤退させようとしたが、勝機見た浄三は城兵総攻撃命じた崩れ上杉軍勢北条長国新発田治長良くつなぎ止め撤退戦を行うが、しかし多数戦死者出た後北条方の古河公方足利義氏上杉死傷者は5千人以上と語っている。謙信の恥となる大惨敗のためか『謙信御年譜』(謙信伝記)にこの城攻め記録されていない

※この「上杉謙信を敗北させる」の解説は、「白井胤治」の解説の一部です。
「上杉謙信を敗北させる」を含む「白井胤治」の記事については、「白井胤治」の概要を参照ください。

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