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緑駅

(上札鶴駅 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/21 03:15 UTC 版)

緑駅
駅舎(2018年5月)
みどり
Midori
B66 川湯温泉 (14.5 km)
(8.3 km) 札弦 B68
所在地 北海道斜里郡清里町緑町
駅番号 B67
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 釧網本線
キロ程 100.9 km(東釧路起点)
電報略号 ミリ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2014年-
開業年月日 1931年昭和6年)9月20日[1]
備考 無人駅
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緑駅(みどりえき)は、北海道斜里郡清里町緑町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線である。駅番号B67

事務管理コードは▲111612[2]

歴史

1977年の緑駅と周囲約750m範囲。上が網走方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

旧駅名は札鶴駅(→札弦駅)よりも斜里川上流にあることに由来する[4][12]。のちに1955年(昭和30年)8月1日の上斜里村の町制施行・清里町改名に先立つ同年7月1日、町字の区域・名称の整理変更が行われ[13]、所在地が「緑町」になったことから現駅名に改められた[3][4]。この「緑」の名称由来については「四面緑に囲まれて静かな土地であることから[4]」「春夏の新緑がとても素晴らしいと言う事から[14]」とされている。

駅構造

相対式ホーム2面2線をもつ地上駅。2番のりばへは構内踏切を通る。かつては2番線奥に副本線があり、単式ホーム・島式ホーム混合の2面3線となっていた。また、貨物ホームや多くの側線を有していた[15]知床斜里駅管理の無人駅である。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 釧網本線 下り 釧路方面
上り 網走北見方面 当駅始発
2

朝6時台に当駅始発の知床斜里・網走方面行き、知床斜里発19時台に当駅止まりが1本ずつ設定されている。夜間滞泊は設定されておらず、当駅発着列車は知床斜里に留置され、運用の前後に当駅との間で回送される。

利用状況

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書き1日平均欄に示す。なお「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1960年(昭和35年) 90,657 (248.4) [16]
1965年(昭和40年) 94,839 (259.8)
1970年(昭和45年) 79,440 (217.6)
1975年(昭和50年) 19,078 (52.1)
1978年(昭和53年) 100 [14]
2011年(平成23年) (1) [17] 1日平均乗降人員2人
2012年(平成24年) (1) 1日平均乗降人員2人
2013年(平成25年) (1) 1日平均乗降人員2人
2014年(平成26年) (2) 1日平均乗降人員4人
2016年(平成28年) 2.4 [JR北 1]
2017年(平成29年) 3.0 [JR北 2]
2018年(平成30年) 3.2 [JR北 3]
2019年(令和元年) 2.8 [JR北 4]
2020年(令和02年) 3.0 [JR北 5]
2021年(令和03年) 3.0 [JR北 6]
2022年(令和04年) 2.0 [JR北 7]
2023年(令和05年) 1.0 [JR北 8]

駅周辺

北海道道1115号摩周湖斜里線沿いを中心に清里町緑町の集落が広がる。この集落は鉄道開通により急速に発展し戸数を増やした経緯を持つ[14]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
釧網本線[18]
札弦駅 (B68) - 緑駅 (B67) - 川湯温泉駅 (B66)

脚注

出典

  1. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、925頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年4月2日閲覧 
  3. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、163頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b c d e 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 130. ISBN 4-89391-549-5 
  5. ^ 河野哲也「北海道の森林鉄道,殖民軌道」『鉄道ピクトリアル』No.733
  6. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 101
  7. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 112 - 113
  8. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  9. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 117
  10. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 138
  11. ^ 2025年3⽉ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2024年12月13日。オリジナルの2024年12月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20241213055036/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20241213_KO_kaisei.pdf2024年12月13日閲覧 
  12. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、108頁。NDLJP:1029473 
  13. ^ 清里町史編纂委員会 編『清里町史』清里町、1978年8月、147頁。doi:10.11501/9570053https://doi.org/10.11501/95700532022年6月14日閲覧 
  14. ^ a b c 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、913頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  15. ^ 『北海道 釧網本線』 p. 83
  16. ^ 清里町史編纂委員会 編『清里町史』清里町、1978年8月、424頁。doi:10.11501/9570053https://doi.org/10.11501/95700532022年6月14日閲覧 
  17. ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月24日閲覧
  18. ^ 下り順に記載。路線は川湯温泉駅方の東釧路駅が起点。

JR北海道

  1. ^ 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102545/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/08.pdf2017年12月10日閲覧 
  2. ^ 釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818153329/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/08.pdf2018年8月19日閲覧 
  3. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




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