三角形の重心とは? わかりやすく解説

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(三角形の)重心

三角形3つの三角形の)中線1点交わり、その交点重心といい、中線を2:1の比に分ける。


三角形の重心

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 07:56 UTC 版)

幾何中心」の記事における「三角形の重心」の解説

三角形の重心は、三角形三つ中線(各中線は各頂点とその対辺中点を結ぶ)の交点である。三角形の重心は、その三角形オイラー線上にあり、オイラー線はまた垂心外心といった種々の中心も結ぶ。 重心を通る三つ中線何れもその三角形面積二分するが、これは重心を通る他の種類の線に対して成り立たない等分割から最も遠い状況は、重心を通る直線三角形の面と平行なるときに生じ、この場合にできる小さ三角形台形に関して台形面積はもとの三角形の 5/9 になる。 頂点を A, B, C, 重心を G とする三角形載った平面上の任意の点を P とすれば、三頂点からの P の距離の平方和は、三頂点からの重心 G の距離の平方和よりも P, G 間の距離の平方三倍だけ大きい。式で書けば PA 2 + PB 2 + PC 2 = GA 2 + GB 2 + GC 2 + 3 PG 2 {\displaystyle {\text{PA}}^{2}+{\text{PB}}^{2}+{\text{PC}}^{2}={\text{GA}}^{2}+{\text{GB}}^{2}+{\text{GC}}^{2}+3{\text{PG}}^{2}} が成り立つ。三角形三辺長さ平方和は、重心から各頂点への距離の平方和三倍AB 2 + BC 2 + CA 2 = 3 ( GA 2 + GB 2 + GC 2 ) {\displaystyle {\text{AB}}^{2}+{\text{BC}}^{2}+{\text{CA}}^{2}=3({\text{GA}}^{2}+{\text{GB}}^{2}+{\text{GC}}^{2})} である。三角形の重心は、三角形の辺からの向き付けられた距離の積を最大化する。 三角形の重心はその中線を 2 : 1 に分ける、つまり各辺から対す頂点結んだ距離の 位置にある。その各座標は三頂点座標算術平均になっている。つまり、三頂点 L = (xL, yL), M = (xM, yM), N = (xN, yN) に対し幾何中心 C(三角形幾何学ドイツ語版)では C と書くのがふつう)は C = 1 3 ( L + M + N ) = ( 1 3 ( x L + x M + x N ) , 1 3 ( y L + y M + y N ) ) {\displaystyle C={\frac {1}{3}}(L+M+N)=({\tfrac {1}{3}}(x_{L}+x_{M}+x_{N}),\;\;{\tfrac {1}{3}}(y_{L}+y_{M}+y_{N}))} で与えられる。したがって、この重心重心座標系英語版)において 1/3 : 1/3 : 1/3 の位置にある。 三線座標系英語版)において三角形の重心は、三角形の各辺の長さ a, b, c および各頂点角度 L, M, N を用いて以下のような形(いずれも同値): C = 1 a : 1 b : 1 c = b c : c a : a b = csc ⁡ L : csc ⁡ M : csc ⁡ N = cos ⁡ L + cos ⁡ M ⋅ cos ⁡ N : cosM + cos ⁡ N ⋅ cos ⁡ L : cos ⁡ N + cos ⁡ L ⋅ cosM = sec ⁡ L + sec ⁡ M ⋅ sec ⁡ N : secM + sec ⁡ N ⋅ sec ⁡ L : sec ⁡ N + sec ⁡ L ⋅ sec ⁡ M {\displaystyle {\begin{aligned}C&={\frac {1}{a}}:{\frac {1}{b}}:{\frac {1}{c}}=bc:ca:ab=\csc L:\csc M:\csc N\\&=\cos L+\cos M\cdot \cos N:\cos M+\cos N\cdot \cos L:\cos N+\cos L\cdot \cos M\\&=\sec L+\sec M\cdot \sec N:\sec M+\sec N\cdot \sec L:\sec N+\sec L\cdot \sec M\end{aligned}}} に書ける。 三角形の各辺を重心からの垂線との交点分割した時、分割後の長さの辺を持つ各正方形を図のように時計回り順番奇偶グループ分けすると、グループ合計面積互いに等しくなっている。 三角形一辺重心からの垂線との交点分割した時、分割後の長さそれぞれの辺を持つ正方形同士面積の差は、他の二辺それぞれの長さの辺を持つ正方形同士面積の差の三分の一となっている。

※この「三角形の重心」の解説は、「幾何中心」の解説の一部です。
「三角形の重心」を含む「幾何中心」の記事については、「幾何中心」の概要を参照ください。

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