三河線ワンマン対応車の重整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:29 UTC 版)
「名鉄6000系電車」の記事における「三河線ワンマン対応車の重整備」の解説
重整備後の中期編成 重整備後の車内 2014年からは竣工から30年以上が経過していた中期編成(5次車から8次車)のうち、今後も継続して使用する予定の編成に限り重整備が開始された。対象は三河線ワンマン対応車の6020編成・6021編成・6034編成・6037編成から6044編成までの11本で、改造内容は特別整備でも行われた車体補修、化粧板・床面交換(側扉付近と優先席付近を色で識別化)、車椅子スペース新設、扉開閉チャイムの新設、側面行先表示器の設置に加え、座席表生地の張替やスタンションポールの新設、放送機器の更新、表示灯・標識灯類のLED化、行先表示器のLED化など多岐にわたった。このような大規模修繕のため改造は半期に1編成程度のペースで行われており、2018年度までに完了した。。 2019年3月のダイヤ改正からは4両編成の定期特急運用が復活した。平日の日中に河和線・知多新線で全車一般車として運用されている。 2020年には三河線ワンマン対応車で唯一の3次車である6014編成の重整備が行われた。これにより、2両編成の三河線ワンマン対応車は12本すべて重整備が施工された車両となった。 一方、重整備の対象外となった本線系統の編成は順次廃車が予定・進められており、2016年度には新造投入された3300系3308編成・3309編成と入れ替わる形で同年8月2日に6022編成が、8月22日に6018編成が廃車となった。その後、2017年7月10日には6019編成と6051編成が、その3年後の2020年12月14日には6036編成・6050編成が廃車となった。その翌年の5月31日に6046編成・6047編成・6048編成が廃車となった。廃車発生品の一部は愛知県豊田市にある名鉄トヨタホテルの客室内装に再利用されており名鉄電車ルーム6048と名付けられている。運転台も保存されている。同年の11月25日に6029編成と6049編成が廃車になった。この時に、6029編成に「ありがとう6029f・6049f」の系統板が付けられた。その翌月の12月16日に6030編成と6045編成が廃車となった。こちらも、「さようなら6030f・6045f」の系統板が付けられた。
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