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三字熟語

作者野田充男

収載図書ショートショートの広場 19
出版社講談社
刊行年月2007.5
シリーズ名講談社文庫


三字熟語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/18 09:36 UTC 版)

日本語において「鉄棒」「思想」のように複数の漢字が連結して、それが一つの語彙単位として数えられる場合、「漢熟語」あるいは単に「熟語」と総称する[1][2]形態論においては、複数の単語(単純語)が複合した語を「複合語」と称するが、すべての漢熟語が、明確に複数の単語に分解できるとは言いがたい[3]。先に例として挙げた語の場合、「鉄棒」の語は、明らかに「鉄(てつ)」と「棒(ぼう)」という二つの単語の複合とみなすことができる一方で、「思想」の語を構成する「思(し)」「想(そう)」は、通常一つの単語として存在することができない。「白馬(はくば)」「飲酒(いんしゅ)」などの語は、漢語漢文の知識が多少あれば、それぞれ「しろいうま」「さけをのむ」と解することは容易であるが、やはり「白(はく)」「馬(ば)」「飲(いん)」「酒(しゅ)」が日本語文の中で一つの語として安定しにくい以上、複合語の形態として特殊である。


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  2. ^ 大隈秀夫『分かりやすい日本語の書き方』講談社、2003年、78頁
  3. ^ 秋元美晴『日本語教育能力検定試験に合格するための語彙12』(日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズ)アルク、2010年
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