丁目と鳥羽町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 04:46 UTC 版)
鳥羽は一丁目から五丁目までと、鳥羽町の6つに分かれている。鳥羽市で丁目の設定がある地域は鳥羽のみであり、市内では鳥羽を省略して「○丁目」とだけ呼ぶことがある。 鳥羽一丁目 鳥羽の北部に位置し、東西に細長い形をしている。北東端に佐田浜埋立地があり、鳥羽駅・鳥羽バスセンター・鳥羽市営定期船佐田浜桟橋(鳥羽マリンターミナル)が集まる交通結節点となっている。鳥羽駅周辺には宿泊施設、土産物店、飲食店が建ち並び、鳥羽湾にミキモト真珠島、鳥羽駅の北西に日和山など観光資源が点在する。鳥羽駅南側の観光客向けの商店街付近を岩崎と呼ぶ。 北部の国道沿いには、シンフォニア テクノロジーの工場や新興住宅地「鳥羽美台」がある。 北は小浜町、南は三丁目・二丁目、西は堅神町と接し、東は鳥羽湾をはさんで坂手町と向かい合う。 鳥羽二丁目 鳥羽の北西部に位置し、東西に細長い形をしている。東部の本町通り、大里通りに沿って歓楽街が形成されている。本町・大里はともに旧町人地であり、古い家並みが残る。古い家屋は本町から堅神町へ向かう鳥羽道沿いにも残っている。 北は一丁目、東は三丁目、南は鳥羽町、西は池上町・堅神町と接する。 鳥羽三丁目 鳥羽の中央部に位置する。旧鳥羽城の城郭内と掘跡で構成される錦町、錦町に平行する横町、2つの町の南にある中之郷で構成される。錦町には鳥羽市役所、鳥羽市民文化会館などの公共機関と金融機関が集中するが、一部は郊外に移転している。横町・中之郷は旧町人地であり、近代以降は近隣住民向けの商店街として機能する。中之郷駅がある。 海沿いの鳥羽港中之郷地区は都市計画に基づいて商業地区に指定され、鳥羽水族館や伊勢湾フェリーの発着場がある。 北は一丁目、南は四丁目・鳥羽町、西は二丁目と接する。東は鳥羽湾をはさんで安楽島町と向かい合う。 鳥羽四丁目 鳥羽の南部に位置する。旧町人地の藤之郷と旧武家地の奥谷に相当する。南端部は赤崎と呼ばれる。三丁目と同じく近隣住民向けの商店街として機能する。北東部には鳥羽市営定期船の中之郷桟橋が置かれている。鳥羽郵便局や鳥羽磯部漁業協同組合本所がある。 北は三丁目、南は五丁目、西は鳥羽町と接する。東は鳥羽湾をはさんで安楽島町、南東部は鳥羽湾と加茂川河口で大明東町・大明西町に向かい合う。 鳥羽五丁目 鳥羽の南部に位置する。ほかの丁目とは異なり、元は船津町の一部であり、政策上「加茂地区」扱いされることがある。五丁目となる前は「船津新田」と呼ばれていた地域で、干拓によって造成され、大部分は住宅地である。赤崎鉱山や鳥羽中学校があった。 北は鳥羽四丁目、南から西は船津町と接する。東は加茂川に面し、大明西町と向かい合う。 鳥羽町 鳥羽の西部、鳥羽市街地の背後に控える樋ノ山一帯に当たる。1966年(昭和41年)の丁目設定、1962年(昭和42年)の池上町・鳥羽五丁目新設時に分割されなかった地域である。無人地帯である ため、郵便番号が制定されておらず、往々にして行政上存在しないかのように扱われる。一方で無人にもかかわらず、小・中学校の通学区域は指定されており、2014年(平成26年)の経済センサス上、町内に1事業所が存在する。 北は二丁目・三丁目、東は四丁目、南は船津町、西は堅神町・池上町と接する。
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