一家・準一家・一族・宿老
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 06:00 UTC 版)
「仙台藩の家格」の記事における「一家・準一家・一族・宿老」の解説
一家は伊達氏の古くからの家臣や、古くに分かれた分家で、戦国時代に在地の領主であった家である。江戸時代の初めにはここから奉行などの重職を担う者が出た。藩政を担ったのは一家より下の家格である。 準一家は他の戦国大名の分家か有力家臣で、政宗の時代に伊達氏に仕えたものである。準一家という家格の成立は延宝年間(1673年から1681年)だが、このような待遇は以前からあった。初めのうち、藩政中枢から遠ざけられた。 一族は古くからの家臣で一家に及ばない家である。一門から一族までは、参勤交代のように交代で仙台に上る当番参府の義務を負った。また、一族以上のなかには万石以上の知行地を拝領した家が11もあった。 宿老は本来は家老のことであったが、仙台藩では奉行が藩政を統べるようになったので、文書に署名するだけの職となり、家格化した。次に述べる着座の一番座に等しい。
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