一宮神社 (北九州市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/11 05:58 UTC 版)
一宮神社 | |
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所在地 | 福岡県北九州市八幡西区山寺町12-30 |
位置 | 北緯33度51分39秒 東経130度45分21秒 / 北緯33.86083度 東経130.75583度座標: 北緯33度51分39秒 東経130度45分21秒 / 北緯33.86083度 東経130.75583度 |
主祭神 | 天忍穂耳命、神武天皇、他 |
社格等 | 旧村社 |
創建 | 不詳 |
例祭 | 4月17日、10月17日 |
主な神事 | 祇園祭 |
地図 |
一宮神社(いちのみやじんじゃ)は福岡県北九州市八幡西区にある神社。桜の名所・皇后崎公園に鎮座する。岡田宮の旧跡(元宮)である王子神社に大歳神社と諏訪神社を合祀し、王子神社が一宮と称されていたことから、一宮神社と称した。古代の斎場・磐境(いわさか)が残っている。
歴史
皇后崎は、かつては洞海湾に突き出した岬で、海陸路の要衝であり、神武天皇や神功皇后の故事が残る。
岡田宮、八所宮、熊手宮を祀る大社になって栄えたが、永禄2年(1559年)大友氏の兵火で焼失して以降衰退。慶長10年(1605年)、岡田宮が熊手宮と八所宮を合祀して現在の岡田町へ遷座し、元宮は王子宮(王子神社)となった。
諏訪神社は、麻生氏の祖・宇都宮重業が建久5年(1194年)花尾城築城とともに諏訪神社を勧請し、現・御手洗公園の地に創建。昭和15年(1940年)に区画整理のため遷座と併せて王子神社と合祀。
大歳神社は、かつては熊手港にあり、大正13年(1924年)に工場建設(現・三菱ケミカル)のため現・田良原公園へ遷座。昭和16年(1941年)に区画整理のため王子神社隣地へ遷座。昭和25年(1950年)には王子神社と合祀、社号を一宮神社と称した。
祭神
社殿・境内


磐境
境内社
- 蛭子神社:事代主命を祀る。かつては洞海湾の畔に鎮座しており、大正4年(1915年)工場建設のため当地へ遷座。1月10日は十日えびす祭で賑わう。
- 疫神社:須佐之男命を祀る。かつては現・御手洗公園に鎮座しており、昭和15年(1940年)周辺区画整理に伴い当地へ遷座。黒崎祇園山笠では熊西山笠と山寺山笠が出る。
祭事・年中行事
- 元旦際:1月1日
- 春季大祭:4月17日
- 道祖神祭:6月25日
- 祇園祭:7月21日
- 夏祓祭:7月30日
- 秋季大祭:10月17日
- 七五三祭:11月15日
所在地・交通
脚注・参考文献
- 境内説明板
関連項目
外部リンク
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