一宮町事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 15:32 UTC 版)
一宮町事件(いちのみやまちじけん)は、1945年8月15日に、千葉県長生郡西村上空を飛行中であったイギリス海軍艦載機が撃墜され、搭乗員のフレッド・ホックレー志願少尉が同郡一宮町において、大日本帝国陸軍によって殺害された事件。ホックレー事件とも。1947年にBC級戦犯裁判(イギリス軍香港裁判)で裁かれた[1]。
- ^ 東京裁判ハンドブック(1989) 115頁、岩川(1995) 237-238頁、笹本(2004) 54-80頁。
- ^ ホックレー機と交戦した日本軍機はホックレー機の墜落地点近くに墜落し、パイロットは即死した(笹本(2004) 59頁)。
- ^ a b 笹本(2004) 54-55,57,62-64頁。
- ^ ホックレーの殺害現場をひそかに目撃した男性(当時10歳)は、2001年の朝日新聞記事で、一宮に連れてこられた場所は国民学校ではなく男性の自宅であったと証言し(朝日新聞(2001))、笹本(2004)の73・75頁にも紹介されている。
- ^ 平野少佐は裁判で、「午前中の電話で(護送のため)自動車を手配すると話をしていたので、「連隊で手配してほしい」という意味で「処置せよ」と言ったと主張した。また、第426連隊の連隊長・田村昇大佐は、平野少佐が「処分せよ」と指示したと主張した。
- ^ a b c 笹本(2004) 64-66頁。
- ^ 前記の男性は2001年の新聞記事で、「事件から1ヶ月ほどたったある日」、村落の人が祭で家から出払ったときに、男性の父親と職人の計4人で掘り起こしたと証言している(朝日新聞(2001))
- ^ a b c d e 笹本(2004) 66-70頁。
- ^ Hong Kong War Crimes Trials Documents. Retrieved 2 February 2013、岩川(1995) 237-238頁
- ^ 岩川(1995) 237-238頁。
- 1 一宮町事件とは
- 2 一宮町事件の概要
- 3 参考文献
固有名詞の分類
- 一宮町事件のページへのリンク