ヴェーバー批判とは? わかりやすく解説

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ヴェーバー批判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/10 01:54 UTC 版)

羽入辰郎」の記事における「ヴェーバー批判」の解説

博士論文をもとにした『マックス・ヴェーバー犯罪』(2002年)で、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』におけるヴェーバー資料操作問題点指摘2003年同書山本七平賞受賞したヴェーバー専門とする東京大学名誉教授折原浩はこれに対し羽入批判する著作続けて刊行した北海道大学准教授橋本努自身ホームページに「羽入折原論争のコーナー開設し複数評者意見Web上で公開した羽入ネット上で論争ならないとして取り合わず2008年折原批判する学問とは何か』を上梓した。 『マックス・ヴェーバー犯罪』の中心的論点は、ヴェーバー引用する独訳聖書(「コリント人への第一の手紙7章20節)におけるBeruf(宗教的召命世俗的職業同時に意味する)の訳語が、マルティン・ルター本人由来するものではないというものであり、羽入はこれを(百年誰も気づかなかった)「世界初発見」(「エコノミスト」2002.12.10 P60、『学問とは何か』P228)としていた。しかし、実際に沢崎堅造キリスト教経済思想史研究』(1965年未来社初出論文1937年刊行)によって同様の指摘がすでに行われていたことが判明し、「筆者は“Beruf”概念に関する議論に関して筆者世界で最初の発見者であるという主張をここで取り消す」と述べた。ただし、「先達者がいた、ということ分かったとしても学問的に何ら問題はないのである」(『学問とは何か』P194、196)としている。

※この「ヴェーバー批判」の解説は、「羽入辰郎」の解説の一部です。
「ヴェーバー批判」を含む「羽入辰郎」の記事については、「羽入辰郎」の概要を参照ください。

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