ヴァンデグリフトジャケットとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ヴァンデグリフトジャケットの意味・解説 

ヴァンデグリフトジャケット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:46 UTC 版)

アイゼンハワージャケット」の記事における「ヴァンデグリフトジャケット」の解説

1943年初頭ガダルカナル島攻略終えたアメリカ海兵隊第1海兵師団は、休養のためオーストラリアメルボルンへと移動した。そして秋が近づくにつれて海兵隊員用のコートなど冬季装備の不足問題になり始めた頃、多くオーストラリア兵がサハラ方面へと派遣されたため余剰品として残されていたオーストラリア軍戦闘服代用品として大量に調達されのである。これはアイゼンハワージャケットモデルでもあるイギリス1937年戦闘服とほぼ同型で、海兵隊員らは師団長アレクサンダー・ヴァンデグリフト将軍名を取ってヴァンデグリフトジャケット(Vandegrift Jacket)と通称したが、後には陸軍同様にアイゼンハワージャケットアイクジャケットとも呼ばれた着用時には冬用コート規則に従って徽章等が取り付けられた。1944年5月海兵隊総司令官からオーストラリアジャケット原型としたウール製短ジャケット将校向け冬用コートとして正式に採用する方針発表される。兵下士官用にも翌年10月採用する予定とされたが、多く兵士はそれを待たず各自サービスコート切り詰める改造施したり、毛布利用してジャケット作るなどした。少なくとも1人海兵隊員は、捕虜となった日本軍将校制服改造したジャケット着用していた。将校には同年12月のうちに短ジャケット着用認められたが、兵下士官対し認められたのは1945年8月21日になってからだった。改良重ねつつ長らく使用されていたが、1968年廃止宣言され以後通常のサービスコート着用されるようになった

※この「ヴァンデグリフトジャケット」の解説は、「アイゼンハワージャケット」の解説の一部です。
「ヴァンデグリフトジャケット」を含む「アイゼンハワージャケット」の記事については、「アイゼンハワージャケット」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ヴァンデグリフトジャケット」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴァンデグリフトジャケット」の関連用語

ヴァンデグリフトジャケットのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴァンデグリフトジャケットのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアイゼンハワージャケット (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS