ワードナ Werdna (#1,#4)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 08:51 UTC 版)
「ウィザードリィの登場キャラクター」の記事における「ワードナ Werdna (#1,#4)」の解説
トレボーの元からアミュレットを奪取した悪の魔術師。悪の魔術師とはいうものの、世界制覇などにはあまり興味がないようで、性質的にはマッドサイエンティストに近い。アミュレットを奪った後はその力の秘密を探る為に地下迷宮に立て篭もって研究に没頭していた。だが、ある時最下層の居室に乱入してきた冒険者に倒され、アミュレットを奪い返される。しかし、その遺体はいかなる手段を用いても破壊する事が出来ず、地下迷宮はそのままワードナを封じる墓所となった。 シナリオ#4において復活を果たし、アミュレットを求めて地上を目指す。長く苦難に満ちた旅路の果てに全ての叡智を手に入れ、アミュレットを取り戻すといずこかに去っていった。 名前の由来は、『ウィザードリィ』の制作者アンドリュー・グリーンバーグのアンドリュー(Andrew)を逆から綴ったものである。 小説『ウィザードリィ正伝 トレボーと黄金の剣』では、幼少時に若き日のトレボーに母アリーサを斬殺され、父ノエルもトレボーに成敗されたことから、トレボーを付け狙うようになった、としている。 ワードナがアミュレットを奪った経緯についても、シナリオや機種、攻略本によってだいぶ異なっている。最初のApple II版シナリオ#1に付属の粗筋では、トレボーの宝物庫から盗んだ、としている。一方FC版Iの説明書では、ある朝トレボーが目覚めると、ベッドの傍にはアミュレットの代わりにワードナの置手紙が置かれていた事で、ようやくアミュレットが奪われた事を知り、その場で直ちに冒険者を募る布令を出した事になっている。 シナリオ#4の説明書に記載されているプロローグでは、「失われた神々の楽園」からトレボーの配下がアミュレットを持ち帰った翌日にワードナが魔物を引き連れて城の謁見室に乗り込み、金縛りの呪文でトレボーを動けなくしてから奪い去った事になっている。他方、シナリオ#4の攻略本「地上への道」(アスキー刊)では、戦勝パーティでトレボーが酔い潰れている所にワードナがやってきてトレボーの手から直接奪い取っている。事件の数日後、側近の1人が冒険者を募るアイデアを出した。ベニー松山の小説『小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春』では、討伐隊に倒されたワードナが直後に一種の亡霊となってアミュレットを奪った事になっており、冒険者を募った経緯は「地上への道」に準じている。 ドラマCD「ハースニール異聞」にて図らずではあるが、マルグダ・アラビクの入ったパーティーの窮地を救ったことがある(もっとも当の本人は召喚した覚えのない侵入者である、ライカーガスとヘルマスター一派を追い払っただけ……の様子ではあるが)。
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