ワシントンポストの報道とは? わかりやすく解説

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ワシントンポストの報道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 04:04 UTC 版)

ディープ・スロート (ウォーターゲート事件)」の記事における「ワシントンポストの報道」の解説

当初、この事件単なる盗聴騒ぎ」としてそれほどには注目されていなかった。そのなかでワシントン・ポスト』のウッドワードカール・バーンスタイン事件発覚の日から取材続けていた。やがて取材行き詰まったウッドワードは、3年前海軍在籍時に親しくなった「政権内部重要人物」に接触求め1972年10月深夜ワシントンポトマック河畔のある駐車場面会し事件の真相について尋ねたことが「ディープ・スロート」の発端である。 ウッドワードはこの重要な取材源を隠すことに最大限注意払い、彼も自らの話を記事にしないことをウッドワード約束させて、ウッドワードとの話に応じた。ただし、後にウッドワード述べているように、一般的に政権内部のことについての情報提供したことはなく、「政権内部重要人物」はウッドワード問いかけ具体的に答えることはせず、どこに行けばそれに関した重要な情報得られるか、そのこと伝えていた。ウッドワードはやがてこの「政権内部重要人物」からの情報に違う角度からの記事書いていった。ウッドワードバーンスタインは、事件情報源となったホワイトハウス内部深くを知る匿名密告者を「ディープ・バックグラウンド」という仮名呼んでいたが、事件起こった1972年1月公開され大ヒットしたポルノ映画ディープ・スロート』から、当時の『ワシントン・ポスト編集局次長ハワード・サイモン(英語版)が、冗談込めてこの呼び名を使うようになった。 「ディープ・スロート」は厳密に内部告発行なったわけではなく世間に対して自ら何かを訴えたわけでも、情報自分漏らしたわけでもない情報入手して世間明かしたのは、『ワシントン・ポスト』の2人記者である。具体的にディープ・スロートが行ったのは、情報を得る方法記者達に示唆したことである。「ここに情報がある」という風に直接的に情報を示すかわりに、「こういう情報探せ」という様な道筋おおまかに示した具体的に道筋見つけたのは、あくまでも記者たちの仕事だった。 その後ウッドワード取材し見つけたものに対して、「ディープ・スロート」は「それではまだ不足だ。もっと探せ」とか、「同じ種類情報をもっと探せ二重チェックせよ」などと言い、あるいは「それでいい」と合格点与えることもあった。「ディープ・スロート」は、どのような情報があるかを明らかに知っていたことになるが、自分直接教えることはしていないため、秘密漏洩をしたわけではない

※この「ワシントンポストの報道」の解説は、「ディープ・スロート (ウォーターゲート事件)」の解説の一部です。
「ワシントンポストの報道」を含む「ディープ・スロート (ウォーターゲート事件)」の記事については、「ディープ・スロート (ウォーターゲート事件)」の概要を参照ください。

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