ロータス T127とは? わかりやすく解説

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ロータス・T127

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/04 13:44 UTC 版)

ロータス・T127
カテゴリー F1
コンストラクター ロータス
デザイナー マイク・ガスコイン
後継 ロータス・T128
主要諸元
エンジン コスワースCA2010
タイヤ ブリヂストン
主要成績
チーム ロータス・レーシング
ドライバー ヤルノ・トゥルーリ
ヘイキ・コバライネン
出走時期 2010年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 0
初戦 2010年バーレンGP
最終戦 2010年アブダビGP
出走 優勝 表彰台 ポール Fラップ
19 0 0 0 0
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ロータス・T127 は、ロータス・レーシング2010年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。設計責任者はマイク・ガスコイン

概要

マレーシアGPにて新型エンジンカバーのテストを行う様子(ドライバーはファイルズ・ファウジー

2010年2月12日に発表。BMWザウバー撤退に伴う空席争いの末に参戦権を勝ち取った2009年9月に開発に着手しているため、設計開始からわずか5ヶ月という急ピッチで製作が行われたマシンである。エンジンはコスワース・CA2010を搭載。

カラーリングは往年のチーム・ロータスを思わせるブリティッシュ・レーシング・グリーンにイエローとなった。ハイノーズを採用しており、非常に複雑な形状のフロントウィングを有しているが、サイドポッド付近は極めて保守的な手法となっている。

風洞モデルや完成車がフォース・インディアの2009年式マシン、VJM02に酷似していることが指摘されており、2010年2月、ロータス・レーシングを運営する1マレーシア・レーシング・チーム社がフォース・インディアによって告訴された。T127の製作に協力したイタリアのベンチャー企業エアロラブはその直前にフォース・インディアのマシン開発を行っていたが、施設受渡しの際に同チームの原寸大風洞モデルが置き去りにされたことが違法コピーの原因であるという。

新規参入チームの中で最もF1チームらしいチームであったため、開幕戦より新規参入チームのトップを走っていた。ヨーロッパラウンド初戦となるスペインGPでは、2010年のF1に参戦しているチームの中で最大級といっていいほどのアップデートを投入し、サイドポッド、フロントウィング、ブレーキダクトなどを改良した。また、アメリカのCNNなどのスポンサーも沢山付きはじめ、新規参入チームのトップという位置づけを確立していった。

第16戦日本GPではヘイキ・コバライネンが新規参入チームの中で最高成績となる12位完走を果たし、ヤルノ・トゥルーリも13位完走を果たした。

スペック

シャシ

エンジン

[1]

記録

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ポイント ランキング
BHR
AUS
MAL
CHN
ESP
MON
TUR
CAN
EUR
GBR
GER
HUN
BEL
ITA
SIN
JPN
KOR
BRA
ABU
2010 18 トゥルーリ 17 DNS 17 Ret 16 15 Ret Ret 21 16 Ret 15 19 Ret Ret 13 Ret 19 21 0 10位
19 コバライネン 15 13 NC 14 DNS Ret Ret 16 Ret 17 Ret 14 16 18 16 12 13 18 17

脚注

  1. ^ “ロータス T127”. F1-Gate.com. (2009年2月13日). http://f1-gate.com/lotus/t127.html 2010年5月31日閲覧。 




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