1962年ランドGP
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「ロータス・セブン」の記事における「1962年ランドGP」の解説
1962年12月15日、南アフリカのキャラミ・サーキットで開催されたF1のノンタイトル戦である。ロータス・セブンで参戦したのは、ブロシュ・ニーマンという地元南アフリカ出身のレーシングドライバーであった。 ニーマンの1958年式セブン"フライング・ボム"は、外観上は、当時のF1規定に合わせて車体幅を縮小していたほか、前後フェンダーとヘッドライトが取り外されていたが、誰が見てもロータス・セブンであった。搭載されるパワーユニットは、フォード109E”プレ・クロスフロー”ケントエンジンで、4基のアマル社のキャブレターを搭載し、1475ccまでボアアップされていたほか、ヘッドやカムシャフトにも手が加えられていた。 予選は、1分45秒という基準ラップが設定され、ロータスやクーパー、BRMなどの純フォーミュラ・マシンが予選落ちしており、ニーマンのセブンが予選を通過する可能性は低いと考えられていた。しかし、ニーマンのセブンは1分44秒5でラップし、予選を最後尾ではあるものの32番手で通過してみせた。 決勝ではニーマンのセブンはさらに順位を上げ、クライマックスエンジンを搭載するロータス20やロータス21を従え、10位でフィニッシュししている。 ニーマンのセブンはスピードトラップで127mph(≒204kph)を記録し、キャラミ・サーキットのストレートでジム・クラークのロータス25についていく姿を見たコーリン・チャップマンに最速のロータス・セブンだと言わしめたという。
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