ロンドン五輪日本代表ならず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:01 UTC 版)
「川内優輝」の記事における「ロンドン五輪日本代表ならず」の解説
2012年2月5日の第66回香川丸亀国際ハーフマラソンでは27位ながらも、前年の同大会を22秒上回る自己ベストを達成。ロンドンオリンピック国内選考会再挑戦となる同年2月26日の東京マラソン2012で、日本人トップと自己記録を目指して出走したが、23km過ぎで日本人トップ争いの第2集団から脱落してしまい、結果14位に終わる。同年3月12日に行われた日本陸上競技連盟のロンドン五輪・マラソン日本代表(男女計6名)の発表においては、結局正式代表選手も補欠にも選出されなかった。それでも川内本人は、五輪落選時のインタビューで「実力が足りなかった。公平な選考がなされたと思います」とコメントした。 五輪落選後も、短いスパンでレースに数多く出場する。2012年4月15日のかすみがうらマラソンでは、中間点を過ぎた後で優輝は先行する選手を次々追い抜き、ゴールタイムは平凡ながらも自身初めてのフルマラソン優勝を達成した。同年5月13日の第22回仙台国際ハーフマラソンは、日本男子ではロンドン五輪代表の藤原新(2位)に次いで4位に入った。前年ゴール寸前で倒れ途中棄権した6月17日の第7回隠岐の島ウルトラマラソン男子50kmの部では、2位以下に33分以上の大差をつけて優勝。また、7月1日開催のゴールドコーストマラソンでは、日本男子トップの4位だった。 8月26日開催の北海道マラソンは気温30度近い気象条件の中、25km付近から自ら仕掛けてその後は独走。2位以下に3分以上の差をつけ、2回目のフルマラソン優勝を達成した。9月16日開催のシドニーマラソンにおいても大会新記録で3回目のフルマラソン優勝を果たす。また10月6日の世界ハーフマラソン選手権大会(ブルガリア・カバルナ)男子の部は、21位ながらも日本人ではトップに(団体戦は日本男子9位)。さらに10月21日開催の第1回ちばアクアラインマラソンでは、気温25度を超す高温の影響で終盤フラフラになりながらも、2位以下に10分以上の大差で4回目のフルマラソン優勝となった。
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