ロングアイランドと航空史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 09:48 UTC 版)
「ロングアイランド」の記事における「ロングアイランドと航空史」の解説
ロングアイランドは人類の(アメリカの)航空史において重要な場所であり、1927年にはガーデンシティにあるルーズベルト空港からオルティーグ賞を懸けたチャールズ・リンドバーグが飛び立ち、パリに着陸。初の大西洋横断飛行を成功させた。同港は1951年に閉鎖され現在はショッピングモールやホフストラ大学のキャンパス、住宅地になっている。 またかつては航空機産業の本拠地でもあり第二次大戦中P-47戦闘機などを開発したリパブリック・アビエーション社や、70年代から80年代にF-14戦闘機などを開発したグラマン社(ベスページやカルヴァートンが本拠地)がある。またグラマン社は1961年11月7日に契約を結びアポロ計画のアポロ月着陸船の開発も請け負い全部で13機を製造した。そのうちの1機はヘンプステッドプレーン地区にあるミッチェル空軍基地の跡地に建てられたクレイドル航空博物館に展示されている。 1930年代初頭にニューヨーク市初の商用空港としてブルックリンに建設されたフロイド・ベネット・フィールドも歴史的に重要な存在であり、アメリア・イアハート、ロスコー・ターナー、ウィリー・ポスト、ハワード・ヒューズなど歴史的飛行士たちが母港として利用していた。 ニューヨーク都市圏の空の玄関であるJFK国際空港と国内線向けラガーディア空港は10回の航空機災害を経験しており、そのうち3機はナッソーとサフォークに墜落している。1965年、イースタン航空663便は離陸直後にジョーンズビーチに墜落。1990年、アビアンカ航空52便はコーヴネックに墜落、73人の命を奪った。1996年、トランス・ワールド航空800便は空中爆発、分解しイーストモリッチーズ沿岸に落下。テロとも疑われたこの事故で230人の乗客が亡くなり、サフォーク郡ファイアーアイランドのスミスポイント郡立公園には追悼碑が建てられている。
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