ロックステディの創始者としてとは? わかりやすく解説

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ロックステディの創始者として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 07:47 UTC 版)

アルトン・エリス」の記事における「ロックステディの創始者として」の解説

エリス1965年12月トレジャー・アイル録音したガール・アイヴ・ガット・ア・デート ("Girl I've Got a Date")」はテンポこそスカ同様のアップテンポだが、スカ特徴であるウォーキングベースベース均等に4分音符を弾く奏法ではなくシンコペーション感覚のあるベースラインがあり、その特有のフィーリングをもって最初ロックステディ楽曲一つ広く認識されている。同楽曲1966年ジャマイカのラジオチャート一位獲得して以降ジャマイカでは約2年スカよりも遥かに遅いテンポと甘い雰囲気を持つ音楽ロックステディ流行したが、この2年間はエリス黄金期一致する。なお、このジャンル名自体1966年エリス発表したロックステディ ("Rocksteady")」という楽曲由来している。 この時期エリスは自ら「(ロックステディの)最終到着地点」と評した「ブレイキング・アップ (イズ・ハード・トゥ・ドゥ)("Breaking Up (Is Hard To Do) ")」をはじめとする多くオリジナル曲発表したほか、タイロン・デイヴィス(英語版)「キャン・アイ・チェンジ・マイ・マインド (Can I Change My Mind)」、ジーン・チャンドラー(英語版)「デューク・オブ・アール(英語: Duke of Earl)」、ルーサー・イングラム「エイント・ザット・ラヴィン・ユー ("Ain't That Loving You")」、デルフォニックスララ愛の言葉(英語: La-La (Means I Love You))」、プロコル・ハルム青い影」、チャック・ジャクソン(英語版)「ウィロー・ツリー ("Willow Tree")」といった英米音楽カバーや、フィリス・ディロン(英語版)やヘプトーンズ、妹ホーテンス英語版)とのデュエットなど、ラブソング中心に多彩な作品発表したトレジャー・アイルでのエリス人気ぶりに目をつけたコクソン・ドッド好条件での再契約申し入れ1967年1月にこれを受け入れたエリスは、同年初頭スタジオ・ワンセッション・バンドであるソウル・ヴェンダーズとバッキングボーカルケン・ブース帯同し3ヶ月イギリス滞在ツアーレコーディング行った。この時の録音エリスファースト・アルバム『シングス・ロック&ソウル ("Alton Ellis Sings Rock & Soul")』としてスタジオ・ワンから同年の内に発表された。しかし、このツアー後、再び金銭面でドッド揉めエリスは、腹いせリン・テイト&ザ・ジェッツ、スーパーソニックスらとともに自らの異名冠したアルバム『ミスターソウルオブ・ジャマイカ ("Mr Soul Of Jamaica")』を制作し、すぐにトレジャー・アイルから発表した。これを契約不履行として激怒したドッドリード相手取り訴訟起こしたため、エリス出廷避けるためにアメリカ合衆国逃亡した。3ヶ月後、エリス自身母親訃報を受け帰国するドッド訴訟取り下げられており、エリスドッド和解した以後エリススタジオ・ワントレジャー・アイルという当時ライバル関係にあった2大レーベル双方作品発表できる数少ないアーティスト一人となった

※この「ロックステディの創始者として」の解説は、「アルトン・エリス」の解説の一部です。
「ロックステディの創始者として」を含む「アルトン・エリス」の記事については、「アルトン・エリス」の概要を参照ください。

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