レスラー軍団抗争Wシール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 16:21 UTC 版)
「ラーメンばあ」の記事における「レスラー軍団抗争Wシール」の解説
テレビコマーシャルでは「覆面レスラーシール」。キャラクターが描かれたシールをめくると、そのキャラクターの別の顔が描かれたもう一枚のシールが姿を現すもので、当初は正規軍、テレビ(TV)軍、覆面軍、タッグ(W)軍。第3弾以降はラーメンばあさん率いるラーメン軍対麺魔軍といったプロレス団体が抗争を繰り広げるというストーリーがつけられていた。イラストはスタジオメルファンが手掛けていた。 シール端には各キャラクターの強度を表すパラメーターが表示されており、1枚目のシールをめくれば強度がアップして素材がアルミシールやプリズムシール、ホログラム化したり、逆に弱体化するため、それまで見たことのないキャラクターであった場合は、そのシールをめくるのが楽しみとなった。なお、2枚目のシールには頻繁な1枚目の着脱に耐えられるよう、特殊なコーティングが施されていたが、稀にコーティングフィルムが剥がれてしまう事もあった。また、中央が窓となった「透明シール」と呼ばれるものがあり、他のシールに貼る事でキャラクターのパワーアップを示すシールもあった。1988年にビックリマンが公正取引委員会からシールの素材、封入率に関して注意勧告を受け、一時期ホログラムやプリズムシールを封入できなくなった際には、ラーメンばぁもプリズムシールの封入を取りやめ、第10弾以降はすべてのシールを三枚重ねのトリプルシールにして発売。2枚目は太陽光等の紫外線を当てることで絵が浮かび上がるようになっていた。後述の「必殺!ガムラツイスト」でも第11弾からすべてのシールがトリプルシールになった。 「菓子におまけシールをつける」という手法は「ビックリマン」シリーズの影響を強く受けたものであったが、2枚重ねというビックリマンにはないアイデア(のちにビックリマンでもシールを重ねたものが登場)で、後発ながらもシリーズ化され、根強いファンも存在していた。全13弾。第14弾は一度発売が予定されていたが、1989年秋に『聖戦士ロビンJr.』がスタートすることから発売は中止。コミックボンボンにおいてシールの線画のみが掲載された。のちに2018年にワイエスコーポレーションにおいて幻の14弾最終決戦というかたちで通信販売が行われた。 代表的なキャラクターとしては、ドン・ゴッド理事長、Dr.Hellス、秘書マリリン、殺し屋キラー・ジョーなどがある。その後ストーリーは、宇宙の命運をかけたスペクタクルへと発展。「ビックリマン」が小学館の『月刊コロコロコミック』とタイアップしていたのに対し、ラーメンばあは講談社の『コミックボンボン』とタイアップしてストーリーの普及が図られた。漫画版の作者は桜多吾作(漫画版の作者名義はおうたごさく)。
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