レギュラーシーズンの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 06:13 UTC 版)
「カレッジフットボール・プレーオフ」の記事における「レギュラーシーズンの流れ」の解説
カレッジフットボールの最上位クラスとされる全米大学体育協会(NCAA)のディビジョンIフットボール・ボウル・サブディビジョン(FBS)には、2014年シーズン時点で10のカンファレンスが存在している。また、カンファレンスには所属しない大学もある。これらは、強豪校・人気校が集い規模の大きな "パワー5カンファレンス" と、それよりも小規模の "グループ・オブ5カンファレンス" に大別される。 パワー5カンファレンスアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC) ビッグ12カンファレンス(Big 12) ビッグ・テン・カンファレンス(Big Ten) パシフィック12カンファレンス(Pac-12) サウスイースタン・カンファレンス(SEC) ノートルダム大学 グループ・オブ5カンファレンスアメリカン・アスレチック・カンファレンス(AAC) カンファレンスUSA(C-USA) ミッドアメリカン・カンファレンス(MAC) マウンテン・ウェスト・カンファレンス(MWC) サン・ベルト・カンファレンス(Sun Belt) ノートルダム大学以外のカンファレンス無所属校 シーズンは8月下旬から9月上旬にかけて開幕する。各校ともシーズン序盤は他カンファレンス所属校や、FBSの下部にあたるディビジョンIフットボール・チャンピオンシップ・サブディビジョン(FCS)所属校との対戦を行い、中盤から終盤にかけてカンファレンス戦に臨むのが一般的である。11月下旬から12月上旬にレギュラーシーズンが終了し、各カンファレンスの優勝校が決まる。カンファレンス内の順位を決める際には、他カンファレンス所属校やFCS所属校との対戦成績は勘案されず、同カンファレンス内の対戦成績だけが適用される。また、2地区制を導入しているカンファレンスは、それぞれの地区を制した2校で優勝決定戦を行う。 10月下旬から11月上旬頃になると、CFPの選考委員会が招集される。この選考委員会は毎週火曜日に、FBS上位25校を順位付けして発表する。この選考の際には、他カンファレンス所属校やFCS所属校との対戦成績も考慮される。選考委員会が順位付けの際に重視する要素のひとつが、日程(対戦相手)の厳しさである。これは、強豪校を多く擁するパワー5カンファレンスに有利に働く。実際に2016年シーズンには、グループ・オブ5のMACに所属するウェスタンミシガン・ブロンコス(西ミシガン大学)がレギュラーシーズンを13戦全勝で終えたにもかかわらず、最終ランキングではパワー5カンファレンス所属の8勝4敗チームより下位となった事例がある。 レギュラーシーズンがほぼ終わり各カンファレンス優勝校が決定した12月上旬に、CFP選考委員会は最終ランキングを発表する。ここで4位までに入ったチームが、1月1日前後に開催されるCFP準決勝への出場権を得る。ここで「ほぼ」と書いたのは、アーミー・ブラックナイツ(陸軍士官学校)とネイビー・ミッドシップメン(海軍兵学校)との定期戦 "アーミー=ネイビー・ゲーム" が、レギュラーシーズンを締めくくる試合として最終ランキング発表後に開催されるためである。
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