リリースの経緯・動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 06:21 UTC 版)
「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」の記事における「リリースの経緯・動向」の解説
ベスト・アルバムのリリース自体はレコード会社が決定し、メンバー及び事務所の許可を得ないままの強行リリースとなった。「ベストアルバムは解散するまで出したくない」と考えてきたメンバーは、本アルバムを事務所運営の公式サイトのディスコグラフィーには掲載せず、この公式サイトやファンクラブ会報に、自分たちの意図ではないことの訴えと、ファンへの詫び状を掲載するという異例の事態にもなった。 「RECYCLE」(使い回し)という皮肉とも取れるタイトルは、メンバーが決定。ジャケットデザインとマスタリングも、「最低限の仁義」としてメンバー全員が立ち会って決定している。ジャケットに記載されているSPITZの文字は、鏡文字となっている。 選曲もメンバーにより行われた。当初は15曲収録予定という告知もあったが、最終的にはオリコンチャート入りを果たしたシングル13曲(「君が思い出になる前に」から「楓」まで)にとどまり初期の2年間の曲は一切収録されておらず、当時の最新シングルである「流れ星」と「スピカ」は、同年にリリースされた『花鳥風月』に収録されたばかりということもあり、本作では除外された。また、「冷たい頬」との両A面曲である「謝々!」も収録されていない。 結果的に売れたことに対してはメンバーは否定的ではなかったが、これ以後、次々と新作を発表しているのにも関わらず、限られた時代の作品しか入っていないこのアルバムが長期に渡って売れ続けることにジレンマを感じ、このアルバムの発売から6年3ヶ月後にメンバー公認のシングルコレクション『CYCLE HIT Spitz Complete Single Collection』のリリースを決定。これにより2006年1月末をもって、1990年代のシングル20枚と共に製造中止となった。
※この「リリースの経緯・動向」の解説は、「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」の解説の一部です。
「リリースの経緯・動向」を含む「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」の記事については、「RECYCLE Greatest Hits of SPITZ」の概要を参照ください。
- リリースの経緯・動向のページへのリンク