リリースの背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:30 UTC 版)
「キングダム・オヴ・デザイア〜欲望の王国〜」の記事における「リリースの背景」の解説
前作『ザ・セブンス・ワン〜第7の剣〜』を最後に脱退したジョセフ・ウィリアムズの後任に南アフリカ出身のジャン・ミシェル・バイロンを迎え、ベスト・アルバム1枚を発表しツアーを行ったものの、バイロンがツアー終了と同時に解雇され、その後任を探すことはしなかったため、本作ではリード・ボーカルはギターのスティーヴ・ルカサーが担当している。 TOTOは元々楽器担当メンバーがリードボーカルをとることが珍しくないバンドであるが、専任ボーカリストがいないラインナップは初となった。 このアルバムの完成直後(発売直前)にドラマーでリーダーであったジェフ・ポーカロが死去。彼の遺作となった。アルバムに伴うツアーはジェフの追悼ツアーとなり、代役にはその後正式メンバーとなるサイモン・フィリップスが務めた。 それまでのAOR〜ポップロック路線は影を潜め、シンセサイザー系の音色も控え目になっており、終始ルカサーのギターがリードするハードロック色の強い楽曲が多く収録。ルカサーのボーカルも、それまでの柔らかい声質から一転、しゃがれたハスキーボイスを多用している。
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