ラブリーマム時かざぐるま【ラブリーマムトキカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10295号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | ラブリーマム時かざぐるま よみ:ラブリーマムトキカザグルマ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 6月 21日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「綾かざぐるま」に10月咲さじ弁咲混合花粉を交配して育成されたものであり、花は濃赤紫色のやや小輪で、鉢物向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈はやや低である。茎の太さはやや細、色は緑、強さは強、中空の程度は極小、摘心後の分枝性及び側らいの発生程度は中、節間長はやや短である。葉身長はやや長、葉幅は中、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、基部の形は凸、一次欠刻は中、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面の色及び裏面の色は中、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さ及び硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円錐形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは1.5列まで、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数はやや多、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形はさじ弁、先端の形は尖る、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は濃赤紫(JHS カラーチャート9509)、裏面の色は紫白(同8601)で赤味紫(同8911)のぼかしが入る、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は盛り上がった円錐状、大きさ及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さはかなり細、長さは中、生態分類型は秋ギク、到花週数は8~9週間である。「炎かざぐるま」と比較して、葉の基部の形が凸であること、葉裂片縁部が平行すること、外花弁の裏面の色が紫白で赤味紫のぼかしが入ること等で、「巴かざぐるま」と比較して、葉裂片縁部が平行すること、たく葉の形が2深裂で小さいこと、外花弁の裏面の色が紫白で赤味紫のぼかしが入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者のほ場(広島県県芦品郡新市町)において、「綾かざぐるま」に10月咲さじ弁咲混合花粉を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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