ユーザーの感想・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:49 UTC 版)
「花と乙女に祝福を」の記事における「ユーザーの感想・その他」の解説
前述の#広報(PC版)の方針の結果としては、ユーザーからは「思ったより」百合ものだったという感想が多く寄せられ、女装ゲームの購買層にまず正確にアピールできていたことが確認できたという。百合色が濃いという意見に対し夏月は、女装ものを欲したユーザーが結果としてそのような感想を抱くのは問題なく、狙いに対する否定的な意見としては受け止めていないとしている。 なお、籐太の危惧したとおり、発売後のキャラクター人気投票「ルピナスのヒロインは私よ! 選手権」ではヒロインたちを差し置いて晶子が1位を獲得している。2位は彰であった。晶子が攻略できないことへの不満の声もあがった。ひたすら地味に描いたという武藤にとっては、この結果は意外なものであった。 志鶴もユーザーに好評であった。以降のensemble作品ではヒロインの中に「ヘンタイ枠」が設けられるようになった。籐太は2022年になり、美少女ゲームのヒロインには通常清楚さが求められるため、志鶴がユーザーに支持されるかという点に関しては当初懐疑的であったとしつつ、本作ではセックスシーンが女の子同士のもののように見えるため、結果として広く受け入れられたのではないかと分析している。 漫画『げんしけん 二代目』には聖ルピナス学園の制服が登場(同作の登場人物・波戸賢二郎は「男の娘」)する。また、「男の娘」が「偽娘」ブームとして台湾に波及し、テレビ番組で紹介された際、現地のオタクが手にしていたのは本作(中国語版)のパッケージであった。 籐太は、「花乙女は私が関わってきた作品の中でも特に大きな成功を収めたと言っていいでしょう」と、2022年に振り返っている。ライターとしての実力に対する周囲の評価は、ちょうど本作が世に出たころから安定しはじめ、「籐太の作品なら間違いない」とまで言われるようになったという。
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