ユーザーの傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 03:46 UTC 版)
上記のようにベータのほうが圧倒的少数派になる中、そのユーザーほとんどが保守的だった。つまり「VHSのほうが多数派になっても、簡単には乗り換えしない(できない)」という層が、ベータのユーザーの大半だった。むしろマニア層は、必要とあらばVHSへ転向は厭わない層でもあった。従って精力的な技術投入とは裏腹に、ベータの機器の売れ筋は非Hi-Fiの廉価機が大半であり、VHSユーザーよりもHi-Fiや上位規格のEDベータの普及率は低かった。このような状勢下、1993年にSONYが最後に市場に出したベータの新製品は、Beta hi-fi/Hi-BandではあったがEDベータではないSL-200Dだった。
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