ユーザーの携帯電話への移行策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:59 UTC 版)
「ドコモPHS」の記事における「ユーザーの携帯電話への移行策」の解説
2005年3月、ドコモPHSユーザーに対して、FOMA及びmovaへの移行策が示され、翌4月よりドコモの携帯電話への誘導がはじまった。特記以外は、2005年3月にドコモより示された移行策である。 DoCoMoショップにおいて、ドコモPHSの契約者がPHS解約と同時にドコモの携帯電話を新規契約する場合、携帯電話の新規契約事務手数料を無料とする。 PHSでの契約期間をドコモの携帯電話へ引き継ぐ。 ドコモPHSの契約者に送付されたチケットを利用する事で、FOMAの音声端末で最大20,000円、mova及びFOMAのデータ端末で最大10,000円を値引きする。ただし、端末代金以上の値引き優遇はない。 その後、サービス終了時期を明示した2007年4月27日の発表で、下記の施策が新たに加えられた。 FOMA・mova全機種の代金を無料とする。 ドコモPHSの過去1年間の利用額に応じたドコモポイントをプレゼント。 番号えらべるサービスを無料で使える。 2007年10月頃に@FreeDを代替するサービスを用意。FOMAハイスピード(HSDPA)端末をパソコン等に接続し最高速度64kbpsを月額4,200円で利用できるパケット通信定額料金プラン。 また、その時の会見で引き続きPHSを使いたいユーザーに関して、ウィルコムに案内することを検討していると発表された。 しかし、ドコモの携帯電話へ移行する際、以下の問題は避けられなかった。 PHSは番号ポータビリティの対象外のため、メールアドレスだけでなく電話番号も変わらざるを得ない。 携帯電話契約になることで、月額料金及び機種変更や買い増し時の端末等のコスト(TCO)が上昇。 完全代替出来ない料金プランやサービスが存在する。 データ通信端末の場合は、P-inデータカードに比べFOMAハイスピードデータカードの対応PDAが殆ど無かった。 以上の点より、移行がスムーズに行くかどうかの問題もあった。
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