桃春妃【モモハルヒ】(野菜)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10478号 |
登録年月日 | 2002年 9月 4日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | 桃春妃 よみ:モモハルヒ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北越農事株式会社 | |
品種登録者の住所 | 新潟県西蒲原郡巻町大字巻甲2517番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 勝尾清 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に品種名不詳の赤花いちごを交配して育成されたものであり、花弁は鮮紫ピンク色で、花房当たりの花数は極多、果実は円錘形で大きさが中の四季成性の観賞及び生食用品種である。草姿は開張性、草勢、草丈及び分げつの多少は中、ランナー数はやや多である。葉色は濃緑、葉の形状は平面、小葉の大きさはやや小、葉数はやや多、葉柄の太さ及び葉柄長は中である。果皮の色は明赤、果形は円錘、果実の大きさは中、果肉色は橙赤、果心の色は白、果実の光沢及び溝は中である。花の大きさは大、花弁表面の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505)、花房当たりの花数は極多、花柄の太さは中である。果実の硬さはやや軟、無種子帯はほとんど無し、そう果の落ち込みは表皮並、アントシアニン着色は淡、数は密、果実の香りは中である。季性は四季成、開花位置はやや葉より下、炭そ病抵抗性は極弱である。「フレール」と比較して、果実が大きいこと、花房当たりの花数が多いこと等で、「クワンシエ」と比較して、果形が円錘であること、花弁表面の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に出願者の農場(新潟県新潟市)において、出願者所有の育成系統に品種名不詳の赤花いちごを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「うす紅春妃」であった。 |
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