モハ201・202
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 04:42 UTC 版)
「長崎電気軌道150形電車」の記事における「モハ201・202」の解説
1952年1月に東京都電の木造ボギー車100形101・102を譲り受けたもので、もとは1925年に製造された王子電気軌道の400形である。400形は401 - 410の10両が服部製作所と東京瓦斯電気で製造され、1942年に当時の東京市に買収された際に形式・番号が100形101 - 110と改められたが、このうち戦災に遭わずに残った102・109・110は戦後に101 - 103に改番された。101が服部製作所、102(旧109)が東京瓦斯電気の製造であり、この2両が箱根登山鉄道に移籍した。 車体は前面5枚窓、両端に扉を配し、扉間に戸袋を挟んで10枚の小さな窓が並ぶ11.8mの車体であった。のちに戸袋部にも窓を新設している。集電装置はトロリーポールであった。 台車は当初国産のボールドウィンタイプで車輪径762mmの高床式を装備、東京市電に買収後車輪径660mmのD-10に交換して低床化した。箱根登山鉄道入線時に東京都電芝浦工場でD-11に交換の上で改軌(1,372mm→1,435mm)し、塗装は在来の25 - 27と同様、ライトブルー地に窓周りが山吹色のツートンカラーとした。小田原市内線の廃線まで使用されたのち、長崎電気軌道に譲渡された。
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