メモリと周辺機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 21:34 UTC 版)
IBM 704には、IBM 711(英語版)パンチカードリーダー1台、IBM 716(英語版)アルファベットプリンタ1台、721パンチカードレコーダー1台、IBM 727磁気テープユニット5台と753テープコントロールユニット1台、733磁気ドラムリーダー&レコーダー1台、および737磁気コアストレージユニット1台の制御装置が含まれている。重量は約19,466ポンド(9.7ショートトン、8.8トン)。 704本体には、36個の制御スイッチやボタン、36個のデータ入力スイッチ (レジスタ内の各ビットに対応) を備えた制御コンソールが付属していた。この制御コンソールでは、基本的にはスイッチを使ってレジスタのバイナリ値を設定し、現代のLEDによく似た小さなネオン管のパターンで表示されるレジスタのバイナリ状態を表示することだけができる。コンピュータとの人間の対話では、プログラムはコンソールではなく、最初にパンチングカードに入力され、人間が読める出力はプリンタに送られる。 IBM 740(英語版)陰極線管出力レコーダーも利用可能で、人間が見るために20秒という非常に長い蛍光体持続時間を備えた21インチのベクターディスプレイで、7インチディスプレイは大型ディスプレイと同じ信号を受信するが、付属のカメラで撮影するように設計された蛍光体の輝度が急速に減衰するよう設計されたため高速であった。 737磁気コア記憶装置は、RAMとして4,096個の36ビットワード (18,432バイト相当) を搭載している。727磁気テープユニットは、1リールあたり500万文字以上の6ビット文字を記録した。
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