メディア上の人生相談
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 12:01 UTC 版)
メディア上の人生相談の注意点は、メディア上の人生相談は、誰が視聴しているか、聴いているかわからないので、視聴者の中に相談者の関係者、当事者が偶然にでもいたりすると、相談者の声などによって誰が相談しているのかバレてしまうことがあり、プライバシーが守られなくなり、問題がある相手(問題の当事者)にメディアで相談していたという話が伝わってしまい、何らかの行動(報復など)を起こす恐れがあるので、一定の注意をする必要がある。 そうした問題もあるのになぜ世の中でこのような番組が多数放送されているかと言うと、放送局というのは結局、視聴率を求めているから、なのである。人間というのは他人の悩み事に興味を持っている人も多く、放送されていればおもわず聴き入ってしまう人々も多いので、つまり放送局などから見ると人生相談の番組を放送するとそれなりに視聴率がかせげる傾向があるので、スポンサーを得やすい(収入を得やすい)ので結果として放送局も力を入れている、ということなのである。 そもそも一部の放送局の中にはまじめに番組を運営する気がなく、視聴率かせぎのためのショーのように番組を仕立てている場合もあり、またテレビ局が制作会社に制作をほぼ「まる投げ」して作っている場合があり、制作会社の側はネタが集まらず困って、売れない役者などを雇って架空の相談者をでっちあげて、架空の極端な相談話で視聴率を稼ごうとすることがある。以前、そうした手法で作られた某テレビ番組(みのもんたが出演)がいわゆる「ヤラセ」だと発覚して、社会問題となったことがあった。したがって、視聴者の側は、テレビやラジオで放送される人生相談が全て必ず実在の相談だとは考えないほうがよい。一部には、制作会社がデッチあげたり、放送作家が書いて作りだしたフェイクの人生相談が混じっている可能性がある、と警戒したほうがよい。 とはいえ特定の有名人に興味があり、特定の有名人とラジオやテレビで会話をしてみたい人、その人の考えを、あるいはその人の考えなら聞いてみたいという人には利用する価値がある可能性はある。
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