マスコミ・政府の注目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 05:16 UTC 版)
「NPOバンク」の記事における「マスコミ・政府の注目」の解説
NPOバンクに対して、新聞・テレビなどのマスコミも「市民による新たな金融の出現」として注目し、大きく取り上げるようになった。新聞では日本経済新聞や朝日新聞などが地方版を含めて積極的にNPOバンクを紹介するようになり、テレビではNHKやテレビ東京などが2005年以降、数度にわたって特集を組んで紹介している(例えばNHK総合「クローズアップ現代 市民のお金で新たな金融」2008年1月17日放送)。 政府・自治体も近年、NPOバンクに関心を寄せるようになった。例えば、環境省は「コミュニティ・ファンド等における統合的先進取組調査業務」(2007年度)においてNPOバンクを活用した環境コミュニティビジネスのモデル事業を試みた。2007年4月、山本金融大臣(当時)は記者会見の場で「日本版グラミン銀行」への期待を表明し、金融庁は金融改善プログラムのなかで「日本版グラミン銀行」的な役割を生協や協同組織金融機関に期待した。国土交通省は2008年7月、「国土形成計画(全国計画)」においてNPOバンクに着目し、「「資金の小さな循環」、「『志』ある投資」の推進等による資金の確保」を重点課題の一つに掲げた。さらに、自治体のなかには、北海道や札幌市、長野県、長野市、上田市のように、NPOバンクに公金を出資・融資することで、より直截的にNPOバンクを支援する取り組みが始まっている。
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